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【C++】Day 6:関数について

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Day 6では、関数について学習します。

関数は、プログラム内で特定のタスクを実行するために使用されるブロック(サブルーチン)です。関数はメインプログラムから呼び出すことができ、再利用性とコードの構造化に役立ちます。

以下に関数の内容と例題、演習問題を提示します。

 

関数の内容:

1. 関数の定義:
– 関数の定義は、関数の名前、戻り値の型、引数リスト、関数本体から構成されます。
– 戻り値の型は、関数が返すデータの型を指定します。戻り値がない場合は`void`を指定します。
– 引数リストは、関数に渡すデータの型と名前を指定します。引数がない場合は空の引数リスト`()`となります。

 

2. 関数の呼び出し:
– 定義した関数はメインプログラムや他の関数から呼び出すことができます。
– 関数の呼び出しは、関数名と必要な引数を指定して行います。

 

3. 関数の戻り値:
– 関数が戻り値を返す場合は、関数の本体内で`return`文を使用して値を返します。

 

例題:

#include <iostream>

// 2つの整数の和を計算する関数
int add(int num1, int num2) {
int result = num1 + num2;
return result;
}

int main() {
int a = 5;
int b = 3;

// 関数addを呼び出して2つの整数の和を計算し、結果を変数sumに代入
int sum = add(a, b);

std::cout << "Sum: " << sum << std::endl;
return 0;
}

 

演習問題:

1. 2つの整数値を引数として受け取り、それらの数値を掛け算して結果を返す関数を定義してください。その関数を呼び出して結果を表示するプログラムを作成してください。

2. 整数の配列と配列のサイズを引数として受け取り、配列内の最大値を見つけて返す関数を定義してください。その関数を呼び出して最大値を表示するプログラムを作成してください。

3. 関数を使って1から10までの自然数の総和を計算し、その結果を表示するプログラムを作成してください。

これらの例題と演習問題を解くことで、関数の定義と呼び出し、引数の使用、戻り値の取得に慣れることができます。問題を解いたら、プログラムが正しく動作しているかどうかを確認してみてください。

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