Day 4では、制御文の一つである条件分岐(if文、else文、else if文)について学習します。
条件分岐は、特定の条件に基づいてプログラムのフローを制御するために使用されます。
条件が真(true)の場合は特定の処理を実行し、条件が偽(false)の場合は別の処理を実行します。
以下にそれぞれの内容を詳細に説明し、例題と演習問題を提示します。
1. if文:
if文は、特定の条件が真の場合にブロック内のコードを実行します。
構文:
if (条件) { // 条件が真の場合に実行されるコード }
2. else文:
else文は、if文の条件が偽の場合に実行される別のブロック内のコードを定義します。
構文:
if (条件) { // 条件が真の場合に実行されるコード } else { // 条件が偽の場合に実行されるコード }
3. else if文:
else if文は、複数の条件を持つ場合に使用します。最初のif文が偽の場合に、次の条件を評価して別の処理を実行します。
構文:
if (条件1) { // 条件1が真の場合に実行されるコード } else if (条件2) { // 条件1が偽で条件2が真の場合に実行されるコード } else { // 条件1と条件2が偽の場合に実行されるコード }
例題:
#include <iostream> int main() { int age; std::cout << "年齢を入力してください: "; std::cin >> age; if (age >= 18) { std::cout << "成年です。" << std::endl; } else { std::cout << "未成年です。" << std::endl; } return 0; }
演習問題:
1. 整数を入力として受け取り、その数が正の数、負の数、またはゼロかを判定して表示するプログラムを作成してください。
2. 2つの整数値を入力として受け取り、大きい方の数を表示するプログラムを作成してください。同じ場合は「同じ値です」と表示してください。
3. 曜日を入力として受け取り、その曜日に対応する英語の曜日名を日本語で表示するプログラムを作成してください。例えば、”Monday”を入力したら「月曜日」と表示するようにしてください。
4. 三角形の3辺の長さを入力として受け取り、その三角形が直角三角形かどうかを判定して表示するプログラムを作成してください。直角三角形の条件は、a^2 + b^2 = c^2です(a、b、cは辺の長さ)。
これらの演習問題を解いてみることで、条件分岐の理解を深め、プログラムのフローを制御するスキルを向上させることができます。条件分岐の使い方に慣れるようにしてください。問題を解いたら、プログラムが正しく動作しているかどうかを確認してみてください。