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【C++】Day 11:「ファイル入出力」と「例外処理」

投稿日:

Day 11のトピックとして、「ファイル入出力」と「例外処理」について学習します。

 

ファイル入出力:

1. ファイル入出力の概要:
– ファイル入出力は、プログラムと外部のファイル間でデータを読み書きする方法です。
– ファイル入力は、外部のファイルからデータを読み取り、プログラム内で使用します。
– ファイル出力は、プログラムのデータを外部のファイルに書き込みます。
– C++では、`fstream` ライブラリを使用してファイル入出力を実現します。

 

2. ファイルの開くと閉じる:
– ファイルを開くには、`ifstream`(読み取り用)または`ofstream`(書き込み用)オブジェクトを使用します。
– ファイルを開いた後は、データの読み書きが終わったら必ずファイルを閉じる必要があります。

 

3. ファイルへのデータの書き込み:
– `ofstream` オブジェクトを使用してファイルにデータを書き込みます。
– `<<` 演算子を使用してデータをファイルに出力します。

 

4. ファイルからデータの読み取り:
– `ifstream` オブジェクトを使用してファイルからデータを読み取ります。
– `>>` 演算子を使用してデータを変数に読み込みます。

 

例外処理:

1. 例外処理の概要:
– 例外処理は、プログラムの実行中に予期せぬエラーが発生した場合に、それに対処する方法を提供します。
– C++では、`try` ブロック内で例外が発生する可能性のあるコードを実行し、`catch` ブロックで例外を処理します。

 

2. 例外のスロー:
– `throw` キーワードを使用して、例外を明示的にスローすることができます。

 

3. 例外のキャッチ:
– `catch` ブロックで特定の例外を捕捉して、処理を行います。
– 複数の `catch` ブロックを使用して、異なる種類の例外を処理することができます。

 

ファイル入出力と例外処理を用いることで、外部データの取得やエラー処理を効果的に行うことができます。次に、これらのトピックに関連した例題を示します。

 

例題:

1. ファイル入出力:
– ユーザーに名前と年齢を入力してもらい、それをファイルに保存するプログラムを作成してください。
– ファイル名は”userdata.txt”とします。

2. 例外処理:
– ユーザーに2つの整数を入力してもらい、それらの除算結果を表示するプログラムを作成してください。
– もしユーザーが0を入力した場合に例外をスローし、その例外をキャッチして「0で割ることはできません」と表示してください。

これらの例題を解くことで、ファイル入出力と例外処理の使い方を理解し、プログラムの信頼性と堅牢性を向上させることができます。問題を解いたら、プログラムが正しく動作しているかどうかを確認してみてください。

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